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2020年07月24日

夜空を翔けるネオワイズ彗星

今年3月に17等級で発見されたネオワイズ彗星(C/2020 F3)はその後どんどん明るくなり、いまは肉眼でも見える3等級ほどになっています。

7月の中頃までは明け方にしか見られませんでしたが、7月15日ごろからは夕方にも見えるようになり、観望しやすくなっています。

2020年7月 ネオワイズ彗星が3等前後 - アストロアーツ

沖縄はこのところ好天が続いていて、連日、尾を棚引かせた姿を見ることができています。
夜空に「点ではない星」が見えるというのはとても面白い光景です。


7月19日

夜空を翔けるネオワイズ彗星
北斗七星と、下の光は灯台。


7月20日

夜空を翔けるネオワイズ彗星
辺戸集落越しに、辺戸御嶽の山並みと。


夜空を翔けるネオワイズ彗星
偶然、ホタル(オキナワスジボタル)が写りました(緑の線)。


夜空を翔けるネオワイズ彗星
少し望遠で。換算150mmですが画面に入り切らないほど尾が伸びていました。


7月21日

夜空を翔けるネオワイズ彗星
祖国復帰闘争碑、右の光は22km先の与論島。



ネオワイズ彗星は今後どんどん高度が上がって暗く小さくなっていきますが、8月上旬ごろまでは空が暗い場所では肉眼で見つけられるのではないかと思います。

写真ではクッキリ写っていますが、肉眼ではボヤッと白っぽい筋のように見えます。双眼鏡を使うと頭のところ(コマといいます)が白い球のようで綺麗です。

沖縄本島では20時半~22時ごろが見頃です。
夜、晴れていたら北西の空を探してみてください。




<7月29日追記>
「8月上旬まで肉眼で見られる」と書きましたが、昨日確認したところ、写真には写りましたが肉眼では見えませんでした。月明かりに埋もれてしまうようです。
8倍程度の双眼鏡を使えば見られると思います。



(博物館・服部)



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Posted by 大石林山 at 10:38│Comments(0)自然の話題
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