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2023年08月29日

ペルセウス座流星群 火球と流星痕

去る8月13日、ペルセウス座流星群が極大でした。

今年は新月に近い好条件ということでキャンプイベントを2日間開催し、天候に恵まれ盛況でした。



今回は新しくできた研修センターの脇で撮影。


ペルセウス座流星群 火球と流星痕

東方向に開けた環境です。

12/13日は一晩中快晴で約50枚、13/14日は夜半過ぎから曇りましたが約30枚の流星写真を写すことができました。


ペルセウス座流星群 火球と流星痕

オリオン座を入れて、数枚の写真を合成してみました。
流星が同じ方向に降っている様子がわかるでしょうか。


ペルセウス座流星群 火球と流星痕

ペルセウス座流星群 火球と流星痕

14日の夜半過ぎ、ひときわ明るい流星、「火球」が写りました。
上に写っているのはアンドロメダ銀河(大星雲)です。


ペルセウス座流星群 火球と流星痕

その後のコマを見ると、火球が流れたところに何か写っています。
流星痕というもので、明るい流星の後に淡く光り続けることがあります。

下は、10秒ごとの画像を細く切り出して繋げたものです。


ペルセウス座流星群 火球と流星痕

2分以上にわたってハッキリ写っていました。

よく見ると、「X」のように形が変化しています。上空の風の向きが途中で違っているのでしょう。
流星痕の様子から、はるか上空の大気の流れを知ることができるのです。



12月にはふたご座流星群があり、今年は極大が夜中なのと新月とで最高の条件になっていて、今から楽しみです。


(博物館・服部)


タグ :流星群天文

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Posted by 大石林山 at 16:03│Comments(0)自然の話題
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