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2020年04月03日

雨の日の楽しみ

現在、御願(ウガン)ガジュマル付近ではイルカンダの大きな豆がたくさんぶら下がっているのを見ることができます。

雨の日の楽しみ

雨の日の楽しみ

大きくていかにも食べ出がありそうに見えますが、食用になるという情報が見つからないので、わざわざ高いところまで登って採るほど美味しいものでもないのでしょう。

雨の日の楽しみ

これから咲くつぼみもまだまだありますよ~





さて、沖縄はこれからが多くなる季節。

雨の日は洗濯物も干せないし庭の草取りもできないし、外に遊びに行くのも億劫になってしまいますよね。

しかし、山には雨の日に家から出たがる者たちがいるんです。



雨の日の楽しみ
ヤマタカマイマイの一種、奥はホオグロヤモリ

雨の日の楽しみ
シュリマイマイorヤンバルマイマイ

雨の日の楽しみ
キノコをムシャムシャ

雨の日の楽しみ
殻に毛が生えている、シュリケマイマイ
なぜ毛があるのかはよくわかっていないようです。


雨の日の楽しみ
これもカタツムリの一種、ツヤギセルガイ



カタツムリが殻を作るのにはカルシウムが必要なので、カルシウムでできている石灰岩がたくさんある大石林山にはカタツムリもたくさんいるんです。



せっかく遠くまで来たのに雨で景色が残念…というときは山で暮らす小さな命にも目を向けてみてください。
晴れた日には見られない、生き生きとした姿を見ることができますよ。




雨の日の楽しみ

キセルガイは晴れているときでも木の幹のあちこちにくっついています。
ぜひ探してみてください。




(博物館・服部)



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