2024年02月14日
大石林山「森の各コースに樹木表示ができました」
石灰岩の地層が隆起してからおよそ1億年以上も陸地であり続け、想像を遙かに超えた歴史をもつ山、これが大石林山です。そして石灰岩は、空気中の二酸化炭素の影響を受けながら次第に溶け、現在見るような搭状カルストを造ったのです。
山には石灰岩特有の植生が繁茂し、各種の高木層、低木層、そして草本層が出現しています。さらにソテツをはじめとした風衝低木林も見られます。
この石灰岩の巨礫岩を包み込む林内には、整備された4コースの遊歩道があります。今回、この各コースに押し寄せるように茂った樹木の主なものに、名称とその特徴を示した標識をとり付けることができました。



山の植生を調べていただいた専門家の助言を得て実施されたものです。大石林山は「山全体が博物館」に一層充実さを増すことになりました。
おそらくヒトが最初に触れたのは、樹木でしょう。後に森から出て石(石器の使用)に触れたはずです。樹木の名前を知り、樹木に触れ、そしてこの静寂な森の中でヒトの歴史を振り返る・・・・如何でしょうか。
なお、「石の文化博物館」前の庭には、展示室で紹介できなかった岩石類を野外展示しました。合わせてご覧ください。撮影も触れることも自由です。

(博物館名誉館長 大城逸朗)
山には石灰岩特有の植生が繁茂し、各種の高木層、低木層、そして草本層が出現しています。さらにソテツをはじめとした風衝低木林も見られます。
この石灰岩の巨礫岩を包み込む林内には、整備された4コースの遊歩道があります。今回、この各コースに押し寄せるように茂った樹木の主なものに、名称とその特徴を示した標識をとり付けることができました。



山の植生を調べていただいた専門家の助言を得て実施されたものです。大石林山は「山全体が博物館」に一層充実さを増すことになりました。
おそらくヒトが最初に触れたのは、樹木でしょう。後に森から出て石(石器の使用)に触れたはずです。樹木の名前を知り、樹木に触れ、そしてこの静寂な森の中でヒトの歴史を振り返る・・・・如何でしょうか。
なお、「石の文化博物館」前の庭には、展示室で紹介できなかった岩石類を野外展示しました。合わせてご覧ください。撮影も触れることも自由です。

(博物館名誉館長 大城逸朗)
Posted by 大石林山 at 11:41│Comments(0)
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