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2014年10月05日

オレンジ色のクチバシ!?

大石林山には6万本以上のソテツが自生しています。
毎年9月〜11月にかけてオレンジ色の実がタワワに実ります。
戦後間もない頃までは、ソテツの実を食料として食べていたようですが、ソテツには毒素があり、収穫作業後に清流で毒素を抜きデンプンにするまで2週間程度掛かり、面倒なので食べなくなったそうです。
私も地元のお年寄りから教わり、作った事が有りますが、手間が掛かり大変でした。

人間は食べなくなりましたが、しかし野鳥やネズミ達には今でも大事な食料です。

ネズミは実を振ると中の種がコロコロ音がするほど乾燥したのを食べます。
小鳥達はオレンジ色の皮が軟らかい今の時期にツツイテ食べます。

カラスは一個づつ口に加え、外的から狙われない場所に運んでから、甘酸っぱい皮の部分だけ食べます。 硬い実はその場に捨てるので、ソテツが山中に繁殖していきました。

お客様からよく、体は真っ黒で「オレンジ色のクチバシ」の鳥は何ですか!?と質問されます(^O^)。

実はその正体は、オレンジ色の実をくわえ運んでいるカラス何ですよ( ̄▽ ̄;)。

大石林山 スタッフ




Posted by 大石林山 at 19:46│Comments(0)
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