2019年10月17日
ナンバンギセルが咲いています
ヤンバルは昨夜遅くから強い雨で、午前中は一時閉山する時間もありました。
沖縄県が国頭村宜名真(ぎなま)に設置した観測点では総雨量193mmに達しています。
この時間は大分落ち着いています。
さて現在、大石林山本館前の芝生に面白い花が咲いています。

地面から茎がヒョロヒョロと出て、その先に紫色の筒状の花が付いています。

これはナンバンギセルという植物で、ススキやサトウキビなどのイネ科植物に寄生して栄養をもらっています。光合成をする必要がないので葉っぱがないのです。
年に一度、種を作って世代交代と分布を広げるために花を咲かせます。本土では7~8月に咲くそうですが、ここ沖縄では10月ごろ咲きはじめます。

ススキやサトウキビに寄生することが多いため、普通は草むらに分け入らないと見ることができませんが、ここでは芝に寄生しているので芝生で色々な角度から観察・撮影することができます。

つぼみもまだまだありますので、あと2週間~1ヶ月程度は見ることができるのではないかと思います。
(博物館 服部)
沖縄県が国頭村宜名真(ぎなま)に設置した観測点では総雨量193mmに達しています。
この時間は大分落ち着いています。
さて現在、大石林山本館前の芝生に面白い花が咲いています。

地面から茎がヒョロヒョロと出て、その先に紫色の筒状の花が付いています。

これはナンバンギセルという植物で、ススキやサトウキビなどのイネ科植物に寄生して栄養をもらっています。光合成をする必要がないので葉っぱがないのです。
年に一度、種を作って世代交代と分布を広げるために花を咲かせます。本土では7~8月に咲くそうですが、ここ沖縄では10月ごろ咲きはじめます。

ススキやサトウキビに寄生することが多いため、普通は草むらに分け入らないと見ることができませんが、ここでは芝に寄生しているので芝生で色々な角度から観察・撮影することができます。

つぼみもまだまだありますので、あと2週間~1ヶ月程度は見ることができるのではないかと思います。
(博物館 服部)
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