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2019年05月12日

外来種ツルヒヨドリの防除活動に参加しました

昨日は大宜味村田嘉里地区で行われた特定外来生物「ツルヒヨドリ」の防除活動に参加しました。


ツルヒヨドリはキク科のツル性植物で、南北アメリカの熱帯地域が原産です。

外来種ツルヒヨドリの防除活動に参加しました

1984年にうるま市の天願川河口付近で発見された後、各地に拡がっているようです。

その成長の勢いは凄まじく、ツルは1日に10cm伸び、1株が1年で25m四方を覆い尽くすとされ、ツルヒヨドリに覆われた植物は光合成ができず枯れてしまいます。

外来種ツルヒヨドリの防除活動に参加しました

1株から最大40,000個もの種が蒔かれ、折れた茎などからも再生して成長できる強靭な植物です。

外来種ツルヒヨドリの防除活動に参加しました

外来種ツルヒヨドリの防除活動に参加しました

この田嘉里川(屋嘉比川)も以前は一面ツルヒヨドリに覆われていたそうです。

駆除は除草剤では在来の植物まで枯らしてしまい、草刈りをしただけでは簡単に再生してしまうため、丁寧に手で根を引き抜く必要があります。


今回は昨年秋に刈り取った場所で再生しているものがないか確認して、根から摘み取る作業を行いました。

途中からなかなか見つからなくなったので場所を移動して大規模に抜き取りを行いました。

外来種ツルヒヨドリの防除活動に参加しました

外来種ツルヒヨドリの防除活動に参加しました

2時間で袋の山ができました。


ツルヒヨドリ、皆さんの家の周りにも生えているかもしれません。
気にしてみてください。

(大石林山 服部貴昭)


タグ :植物外来種

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