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2023年07月22日

まもなく「山の日」・・「大石林山の日」です

空との境目のないほどの青い海面を横目に西海岸側の「やんばる路」を北上する。

ふと前方に漫画や映画でみるような「仰向けに寝転ぶアメリカインディアンの顔」が見えてビックリ。何だ、あの山は・・・(と思うはず)。


まもなく「山の日」・・「大石林山の日」です
南側から見た大石林山(仰向けのアメリカインディアンの顔そっくり)

次第に近づき沖縄の北端辺戸岬に到着。振り返るとあのインディアンの顔は消え、屏風状の白亜の崖に変わっていた。

まもなく「山の日」・・「大石林山の日」です
辺戸岬側から見た大石林山

・・・その一帯が大石林山である。崖には4つのピークがあり、それぞれ東側からシノクセ、アフリ、シジャラ、イヘヤと呼ばれている。四つの峰をまとめ、現在は大石林山と呼んでいる。

辺戸岬側から眺める山の姿も美しい。インディアンの顔はどうなっているのかも気になるところだが・・・


まもなく「山の日」・・「大石林山の日」です
白亜の崖の大石林山

ところで、大石林「山」・・・低いのに「山」なの?と思ってしまう。四つの峰のうちシノクセは、国土地理院の地形図では、辺戸御嶽(標高248.3㍍)とある。国土地理院でも、山の定義は特にないようで、「平らな地面が盛り上がった所」のようである。

もう少し調べてみると、日本で一番高い山は、もちろん富士山(標高3,776㍍)だ。

では、一番低い山は?



多分沖縄にあるのだろうと思いきや、何と宮城県の日和山のようだ。標高3㍍というから驚きだ。
さらに「山」は、独立峰で呼ばれることが多く、標高が高く険しい峰々が連なる山脈の山頂には「岳」と呼ぶ事が多いそうである。

では、沖縄の最高峰はどこ?宿題にしておきましょう。



ところで「山の日」は8月11日である。
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」で、2014年に制定され、2016年より国民の祝日となった。

因みに大石林山では、山に親しむ四つのコースの中で、特に「巨岩・石林感動コース」をお勧めしたい。
思わず語りかけてくれそうな形の岩ばかりがあなたを迎えてくれる。林立する巨岩群は「中国の桂林」を思わせ不思議である。


まもなく「山の日」・・「大石林山の日」です
山中のタワーカルスト

(博物館名誉館長 大城逸朗)


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Posted by 大石林山 at 13:17│Comments(0)自然の話題
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